┌─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┐
│画│像│処│理│メ│ー│ル│マ│ガ│ジ│ン│
└─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘
2012年10月24日 Vol.11
株式会社ケーアイテクノロジー
http://www.kitech.co.jp/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
このメルマガはイプロスにご登録して頂いてるお客様・弊社にご興味頂いた
お客様及び弊社HPよりメルマガご登録して頂いたお客様へお送りして
おります。
画像センシング展、国際画像機器展、画像処理セミナーにて御名刺を頂き
メルマガを希望頂いた方にもお送りさせて頂いております。
_/_/_/_/ I N D E X _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
・エンジニアコラム………………… 「研究者とエンジニアの橋渡し」
・KIT情報発信…………………… 「FPGA内臓CPU」
・編集後記…………………………… せんみなこのひとり言
■ エンジニアコラム ━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
「研究者とエンジニアの橋渡し」
研究者は、一つの事を深く追求する事を仕事としてます。
エンジニアは、物作りに関して、設計や部品選定、コストダウン、製造工法
などを、追い続けています。
どちらに所属する方も「技術者」と呼ばれ、密なコミュニケーションをとれて
いるかと思われがちですが、いくつかの企業様ではこの両者の間に、コミュニ
ケーションを取りにくい事が多いと思われます。
私自身、昔OA機器メーカの研究所に所属して「画像処理」の研究員でしたが
当時は、自社の研究所の成果を自社の事業部が採用する事は稀でした。
当然、そこを問題視され色々な改善を行い、多分現在ではスムースなコミュニ
ケーションがとられている事と思います。
この時の経験から、研究者が考えたアイデア(アルゴリズム)を形にして見せる
事で、その技術を事業として採択するか否かの判断をしやすくする事が、我々
開発企業の役割の一つだと考えるようになりました。
その結果、「実現手段のひきだし」の多さを意識するようになりました。
■ KIT情報発信 ━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
「FPGA内臓CPU」
古くから、FPGAには、二種類のCPUを内蔵されて来ました。
一つ目は、ソフトコアと呼ばれるFPGAの汎用回路を組み合わせて
CPUを作るものです。こちらの長所は、用途に合わせた性能(バス幅
など)のCPUを作る事ができる。と言う点です。
デメリットは、高性能化が難しいと言う点でしょう。
二つ目は、ハードコアと呼ばれるFPGAメーカーがCPUメーカー
からライセンスを購入して、シリコン上にCPU部とFPGA部を
同居させて一つのパッケージにしてしまう物です。こちらの長所は
CPU性能が高い点と、FPGA以外の手段でも同一コアを使った
CPUが存在するので、開発環境も最初の例よりは多い点です。
デメリットは、そのCPUがメジャーになれずに廃品になったりすると
簡単には移植できない点でしょう。
KITでは、これまで極力CPU内臓FPGAの仕様を避けて来ました。
それは、ハードコアタイプのCPUではFPGAの長所である、廃品になって
も新デバイスに移植しやすい事がFPGAの大きな長所と考え、その長所を失
ってしまうからです。また、ソフトコアタイプのCPUではFPGAのゲート
が減ってしまい、その減ったゲート分のコストが組込用CPUコストより
上回ると考えていた為です。
しかし、近年の技術の進歩により、その考え方も変わってきました。
最大の理由は、FPGA−CPU間の接続速度が高速化し、物理的に
別れている信号速度がボトルネックになる事が多くなった為です。
FPGAをCPUアクセラレータに使用したくても、計算元のデータ
セットや、計算結果の取得に時間がかかってしまっては意味が無い
為です。
この様な使い方は、まだまだ主流ではないですが、選択の一つとして
CPU内臓FPGAも使用するようになりました。
■ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
せんみなこのひとり言
こんにちは。せんみなこです。
ついに、KITホームページにメールマガジンページを新設しました。
メールマガジンを途中からお申込みになった方は、こちらのページに
第1号からのバックナンバーが掲載されておりますので、ぜひご覧ください。
ホームページ内のメールマガジンページへ
http://www.kitech.co.jp/information/mailmagazine_index.html
ちなみに…メールマガジンは数回分の記事を前もって用意しておくのが
望ましいようですが、ゴーテンバーグさんと私はいつも締切に追われ、
書き貯めができておりません。
まぁそれだけフレッシュな話題をみなさんにお届けできているのだと、
前向きに頑張ろうと思います。
フレッシュな話題といえば、現在KITでは展示会の準備真っ只中です。
今年も2012年12月5日〜7日にパシフィコ横浜で開催される『国際画像機器展』
に出展いたします。
国際画像機器展2012のページへ
http://www.adcom-media.co.jp/ite/
毎年、画像処理のデモを分かりやすくご覧頂けるように、オモチャを使用
しています。前回はNゲージを使ったデモを数種類展示し、
ご好評頂きましたが、今回のオモチャは…!?
ヒントは『レ○・マイ○ド○○ーム』です。
答えは次回にお伝えできればと思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の『画像処理メールマガジン』も宜しくお願いします!
*========*========*=======*=======*=======*=======*========*========*===
【画像処理メールマガジン】
発 行 日:隔週第2・4水曜日(休刊:祝日、年末年始など)
------------------------------------------------------------------------
【発行元】
株式会社ケーアイテクノロジー
〒222-0033 横浜市港北区新横浜2-13-13 KM第一ビルディング6F
TEL:045- 548 - 4891 FAX:045- 548 - 4892
ホームページ: http://www.kitech.co.jp/
========================================================================