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画 像 処 理 メ ー ル マ ガ ジ ン
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2017年9月13日 Vol.125
------------------------------------------- 株式会社ケーアイテクノロジー
http://www.kitech.co.jp/
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・エンジニアコラム………………… 光と色
・KIT情報発信…………………… 展示会ネタ
・編集後記…………………………… ゴーテンバーグのひとり言
■ エンジニアコラム --------------------------------------------------
光と色
光と色の話は、「レンズ」「カメラ」「光源」などの専門家が多く
いらっしゃいますので、画像処理屋が書く部分は、門前の小僧程度が限界です。
弊社の書棚にある「色彩科学ハンドブック」日本色彩学会 編で、
必要に応じて調べている程度です。
画像処理屋に問合わせが多いテーマは「対象物を色を使って分類して欲しい」
です。
この場合、レンズや光源を工夫して頂ける事は嬉しいですが、そこはご専門に
任せるとします。
カメラからRGBのデータで入力されても、YUVのデータで入力されても
かまいません。「対象物を色で分類」がテーマの場合、「同じ色」とする
クラスタリング方法と、分類するAグループと別のものとするBグループの
「群の距離」をなるべく離す事に、意義があります。
均等色空間と言う言葉を聞く事もあるかと思いますが、これは人間の視覚
特性に対してなので、「分類」が目的であれば不要です。
人間の感性に近い分類となると、話は変わります。
レンズ屋さんとか、光源屋さんとか、センサー屋さんのご苦労があっての
画像処理屋の仕事です。
■ KIT情報発信 ----------------------------------------------------
展示会ネタ
弊社は、画像処理に特化した開発会社です。
これまでに、多々新しい技術を生みだしておりますが、コア技術は
弊社オリジナルでも、「用途」はお客様のアイデアがあっての開発なので
ご紹介できません。そこで毎回「展示会」では、「画像処理のコア技術を
解り易く」をテーマに、弊社コア技術を展示会専用のアプリケーションに
仕上げて「デモ」として御覧頂いております。
メインデモは、一度仕込むと不評な場合を除き数年使っております。
数年前はNゲージがメインでしたし、最近はプラレールがメインでした。
実は、1年前からこのメインデモの刷新を社内ではプランニングしていた
のです。この度色々な処理を同一ターゲットに対して御覧頂く事ができそうな、
「メインのおもちゃ」を使ったデモを、出せる目途がたちました。
それは「スロットレーシング」です。スロットレーシングならば溝もあり、
Nゲージやプラレールの延長と思われるかもしれませんが、
ここで案内するぐらい「刷新」ですので、是非展示会場で御覧下さい。
デビューは、2017年 国際画像機器展 の予定です。
https://www.adcom-media.co.jp/ite/
もちろん、ターゲットの刷新だけでなく、画像処理のコア技術も
刷新してます!
■ 編集後記 ----------------------------------------------------------
ゴーテンバーグのひとり言
車のタイヤの話をご紹介します。
普通に自動車用品店などで販売されているタイヤでも
皆さんが驚かれるほど、色々なタイプのタイヤが販売されて
いるので、ご紹介します。
1、エコタイヤ(燃費向上が目的のタイヤ)
転がり抵抗を少なくする事で、燃費向上につながります。
しかし、転がり抵抗を減らすと、タイヤが硬くなったりする
事で、乗り心地の悪化や、タイヤのグリップ力(滑らないように
する力)が減るので、バランスが重要です。
2、コンフォートタイヤ(乗り心地重視のタイヤ)
タイヤが適度に変形する事で、路面の凸凹を吸収します。
それと、タイヤが回転する際に「ゴー」と言うような
ロードノイズを発生するのですが、タイヤに横溝の間隔を
一定でなくして、ノイズを減らしたり、タイヤの内側に
スポンジを入れて音を吸収したりします。
3、スポーツタイヤ(一般道用でタイヤグリップが高いタイヤ)
スポーツモデルに標準装備される事が多いです。
雨でも晴れでもグリップを高める為に、タイヤが回転して
変形する事で熱を発生しやすくしてます。
熱が発生すると、タイヤのゴムがよりグリップを増す事を
利用してます。タイヤのコンパウンドが異なるので、
減りやロードノイズは、少し犠牲にしてます。
4、スタッドレスタイヤ(雪用タイヤ)
雪の時に、タイヤのブロックが動く事で路面に
押しつけられる際に掴むような動作をして、雪道に
強いタイヤです。タイヤのコンパウンドも柔らかいので
雪の無い所だと、減りが早いです。
それぞれ、適材適所があるのですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の『画像処理メールマガジン』も宜しくお願いします!
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