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画 像 処 理 メ ー ル マ ガ ジ ン
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2018年8月22日 Vol.148
------------------------------------------- 株式会社ケーアイテクノロジー
http://www.kitech.co.jp/
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・エンジニアコラム………………… テーマ定義の難しさ
・KIT情報発信…………………… 指名
・編集後記…………………………… がじゅまるのひとり言
■ エンジニアコラム --------------------------------------------------
テーマ定義の難しさ
動き量測定と言うテーマで良い勉強をさせて頂きました。
「動画像を見て目で見えれば数値化できます」と言うお話をさせて頂き
このテーマを定義させて頂く事になりました。
そこで「動き量を数値化する」実験ソフトを作成し、数値化してみました。
画面と同様に、動き量を二次元配列にして眺めました。
眺めると言っても、数値をジッと見るだけでなく、二次元配列にする事で
(例えば)動き量を輝度に変えて表示してみたり、最大値や最小値、平均値
と可視光の画像処理と同等な表示をしてみる事で色々な発見があります。
数値化した結果を、どのように目的に見合った数値とするかを多くの人間で
検討する為に「レポート」にまとめました。
レポートレビューして「一緒に考える」つもりでしたが「目で見える事と
関連しない」との意見が出て、驚いてしまいました。
「人間が見えているところ=見たいところ」の数値は、検出できている。と
画像処理屋からすると思えるのですが、最大値や最小値など画面全体には邪魔
する数値(ノイズと考えてます)が同じように現れてしまうのです。
更に、動きが速い場合と、動きが遅い場合には同一フレームレートで検出
する事が難しく、異なる手法を切り替える事が適切と我々は考えました。
残念ながら、「目で見えれば数値化できる」と言う分部の定義がキッチリ
できていなかったようです。
この分部の再定義の溝が埋まらず、開発を中断させる結果となりました。
人間の能力があまりに幅広く、それを数値化して定義する難しさを学んだ
テーマでした。これも、良い研究投資になりました。
■ KIT情報発信 ----------------------------------------------------
指名
情報発信と言うより、雑談に近いテーマです。
担当エンジニアを指名できるのですか?と、稀に聞かれる事があります。
回答は「No」なのですが、それぞれに理由があります。
まず最初に、弊社業務は、機能請負ですので常駐や派遣は全く別の世界です。
それでも、「説明をし易いから」などの理由で上の問い合わせを頂いた
のであれば、人間同士の打合せですからワザワザNoと言う事はありません。
お客様からも、こんな分野はあの人が得意では?と思われての事だったり
すると、お気持ちはわかります。実際社内でも、同意見になる事もあります。
それでも、この話をここで披露するのは、開発には「予期せぬ障害」に
出あう事が珍しくありません。これまで何度が紹介しているように
「予期せぬ」を回避する為の事前策は沢山施してます。それでも100%
回避できないから「開発」なのです。
この予期せぬ事に対応する為に、社内のエンジニア全員で考える事も
多々あります。ハードでの障害を回避する為にソフトを作ったり
その逆だったり。また、障害にぶつかった当事者だから冷静に分析する
力が弱る事もあります。
KITは、それぞれの専門分野は異なるものの、全員が画像処理エンジニア
である事から、少し違う角度から問題分析できます。
主担当エンジニアは決めても、全てのテーマがKIT全エンジニアのテーマ
としたい為です。
ご理解頂ければ幸いです。
■ 編集後記 ----------------------------------------------------------
がじゅまるのひとり言
先週末、洗濯槽の洗浄を行いました。
洗濯槽にお湯をためてから酸素系漂白剤をドバーっと1パック入れて一晩放置
します。
お湯の温度が結構大事で、50〜60℃位が効率良く、洗濯槽の黒カビをごそっと
剥がしてくれます。
洗濯機も古いし、槽洗浄は梅雨時以来なので、黒カビ(通称ピロピロワカメ)が
結構浮いているかと思っていたのですが、意外と少ない???
もしやと思い、ドラムを勢いよくグルグル回してみたところ、洗濯槽とドラム
の間に隠れていた黒カビがドラムの穴から少しずつ出てきました。
お風呂のゴミ取り網で黒カビをこまめにすくい取り、キレイになったところで、
またドラムを回して出てきたカビをすくい取る。
この作業を繰り返して、黒カビがもう出なくなったところで残りの、すすぎ、
脱水をして完了です。
結構面倒なのですが、このカビすくいをしっかりやって置かないと、すすぎ後に
ドラム内の見た目キレイになっても、洗濯槽に残っていた黒カビが洗濯物に付着
したりするので、せっかく洗濯したのに気持ち悪いです。
みなさんも、以下のものを用意して洗濯槽の洗浄をしてみて下さい。
ピロピロワカメが沢山浮いているのを見ると、こんな中で洗濯してたんだ・・・、
ちょっと手間だけどやって良かった!という気になります。
・酸素系漂白剤750〜1000g(洗濯槽洗浄剤より酸素系漂白剤の方がお得です)
・50〜60℃のお湯(やかんでお湯を沸かして入れてください)
・風呂のゴミ取り網、又は金魚すくい網
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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