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画 像 処 理 メ ー ル マ ガ ジ ン
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2019年7月24日 Vol.170
------------------------------------------- 株式会社ケーアイテクノロジー
https://www.kitech.co.jp/
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・エンジニアコラム………………… なんでもできる?
・KIT情報発信…………………… IPキット3 パッケージリニューアル
・編集後記…………………………… ぶー太のひとり言
■ エンジニアコラム --------------------------------------------------
なんでもできる?
AIは、人工知能だから「なんでもできる」と言うイメージをつけて
しまうのは、何が原因なんでしょう?から今回の話を始めます。
弊社も、機械学習を使った認識などは、適所につかわせて頂いてます。
大きな方向性としては、自然界のものを認識したい。と言う用途向けの
場合です。自然界のもの。と言う表現は「設計図」があるわけではなく、
生命(虫や植物など)と言うような対象物に対して「認識したい」という
場合、それらの特徴量を設計図から探し出すことができないので、統計的
手法としての機械学習を使わせて頂いてます。
しかし、工業製品の多くは「設計図」が存在し、その設計図通りに
完成しているか?を調べたいことが多いです。
それらの場合、対象物を良く学べば、何を良品として、何が不良品か?が
わかってくると考えております。「傷」は、図面に書かないよ。とか材料の
表面ザラツキはランダムだ。との事もありますが、ランダムでよいのか?鏡面
仕上げでなければならないのか?は、後者の場合、設計しているはずです。
設計してない部分は、乱暴な表現ですが「決めなくても良い」と判断して
いるからだと思われます。
ここまで書いて、真逆の説明が必要なこともあります。
実は、製造ラインでの「欠陥検査」が通用しない対処物があるのです。
それは、使い続けられている「中古」のものです。使用しているから経年劣化
しますが、この経年劣化がどのように発生するかは「設計」通り、は通用しま
せん。
これらを、どう検査しているかは別の機会にしますが、現時点では残念ながら
AIを使用しているわけではありませんが、こんな用途にはAIも期待している弊社
です。
■ KIT情報発信 ----------------------------------------------------
IPキット3 パッケージリニューアル
弊社は開発専門会社ですが、営業マンの代わりに、いくつかのパッケージ
ソフトを販売してます。
その一つに、画像処理入門用ソフト「IPキット3(本来はローマ数字の3)」
があります。
このソフトは、商談時に「画像検査の予備実験用」ツールとして
社内用に開発しました。
実開発時には、すべて自社内で手法開発から始めますが、商談検討時には
なるべく簡単に実験したくて、何人かのエンジニアに分担させた処理を
まとめた社内ツールでした。
バージョン1は、とにかく寄せ集めて「わかっている社内だから使える」
ものでした。
バージョン2は、当時のCPUパワーでは、「待ち」が多い処理もツールに
入れて欲しかったので、当時住友金属工業様製の画像処理専用LSIを搭載した、
弊社製品(ボード)をアクセラレーターに使ったものでした。
やがて、パソコンのCPU性能も向上してきたので、パソコン用アプリとして
作成して使っていたのが、バージョン3となります。
そのソフトを「これは、社内教育にも使えそうだから販売して欲しい」
とお客様からの要望を複数頂き、販売に踏み切りました。
したがって、市販開始版がいきなりバージョン3となりました。
あくまで、実験や、教育用なので、手動操作にこだわってます。
一方で、「画像編集ソフト」では必要の無いような、処理は盛り込んでます。
ソフトの説明が長くなりましたが、今回「パッケージリニューアル」を
実施した背景は、このソフトを使った「画像処理セミナー」をセミナー
会社様主催で年二回実施してますが、そのセミナーで「受講してソフトの
使い方が良くわかりました」とのお言葉からでした。
お試し版で使って頂き、「使い続けたい」となった方だけ、購入頂ければ
十分と考えておりましたが、「はじめの一歩」の大切さを知り、マニュアル追加
と、サンプル画像追加を行います。
ソフトには、一切変更ありません。
また、すでにご購入済みのユーザー様も、ライセンスキーを控えて頂ければ
パッケージリニューアル後も、そのまま使えます。
リニューアル完了アナウンスを、少しでも早められるように検証を頑張ります。
■ 編集後記 ----------------------------------------------------------
ぶー太のひとり言
この間、ロードバイクとパーツを購入したのですが、
気になっていた海外通販を利用してみました。
海外通販といっても日本向けに力を入れているショップもあり
クレジットカード決済、サポートメールも日本語対応だったりと
日本での通販とそれほど変わりありません。
少し注意が必要なのは、支払いを円建て/現地通貨建のどちらにするか、
関税・消費税、納品に2週間程度はかかる、などでしょうか。
注文から納品まで時間はかかりますが、荷物追跡で確認してわくわくするのが
意外と楽しかったりします。
ですがトラブルもありました。
届いたロードバイクのハンドルクランプのネジ山が潰れていました。
サポートとのやり取りと、代わりのパーツを受け取るのに
2週間ほどかかり、いろいろ不安になりましたが、
なんとか乗り出すことができました。
梅雨明けしたら、またサイクリングを楽しみたいと思ってます。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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