------------------------------------------------------------------------
画 像 処 理 メ ー ル マ ガ ジ ン
------------------------------------------------------------------------
2020年10月28日 Vol.199
------------------------------------------- 株式会社ケーアイテクノロジー
https://www.kitech.co.jp/
------------------------------------------------------------------------
このメルマガはイプロスにご登録して頂いてるお客様・弊社にご興味頂いた
お客様及び弊社HPよりメルマガご登録して頂いたお客様へお送りして
おります。
画像センシング展、国際画像機器展、画像処理セミナーにて御名刺を頂き
メルマガを希望頂いた方にもお送りさせて頂いております。
_/_/_/_/ I N D E X _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
・エンジニアコラム………………… 時間は買える?
・KIT情報発信…………………… 画像処理セミナー受講のお礼
・編集後記…………………………… ゴーテンバーグのひとり言
■ エンジニアコラム --------------------------------------------------
時間は買える?
弊社が書くタイトルなので、哲学の話でも倫理の話でもありません。
画像処理に限りらないと思いますが、弊社のコラムなので画像処理開発
の「開発時間」の話題とさせて頂きます。
特に、アルゴリズム開発の場合が顕著です。
複数の実現手段を考えるべき。とは何度かご案内済みです。
そこで、3つの異なるアプローチが立案されたとします。
机上で優先順位をつけて1人で、3つのアプローチを実験する事が
ほとんどのケースです。
しかし、3名をアサインして3名がぞれぞれ別々のアプローチを
実装して評価する事で、このフェーズの時間を短縮できます。
ここはタイトルで言うと「時間を買える」部分です。
次に、それぞれの評価結果を持ち寄って、採用手法を検討します。
この時に3択とならない事がアルゴリズム開発の面白いところです。
それそれのアプローチの良いとこ取りをするのです。
ところが、3人が集まるといくら一生懸命自分が担当した
アプローチを整理しても、脳の中身を出し切れません。
1人が、3つとも試した方が「良いとこ取り」にとっては
有利です。
これは、タイトルで言う「買えたつもりがロスする時間」に
なります。
コラムなので、あまり深い話は不適ですが私の経験から
相殺して、メリット無し。にはなりませんが、あまりお勧め
できるお話ではありません。
しかし、アルゴリズムがガッツリ(真の意味で自分の
ものとなっている)決まっていて、実装のみであれば
2倍投入して、1.5倍ぐらいの効果は得られると考えます。
■ KIT情報発信 ----------------------------------------------------
画像処理セミナー受講のお礼
2020年10月15日 日本テクノセンター様主催の画像処理セミナー
講師を務めさせて頂きました。
画像処理の開発現場の生の声として、ご案内したく受講者の方の
ご要望や、当日リアルなご質問で参加者様の「今の悩み」を解決したく、
セミナー会場での講義、実習とした為に、1年ぶりの開催となりました。
コロナ以前のセミナーでは、開催前に定員に達していましたが
このコロナ禍では、オンラインではないセミナーに参加しにくい
会社様も多かったと思います。
その中で9名もの参加者に、受講頂き嬉しい限りです。
今回の参加者様の興味分野に合わせるべく、開催前に
二つの質問をさせて頂きました。
一つは、現在ご自身が関わっている又は知識がる分野。
もう一つは、今回のセミナーで習得して帰りたい分野。
結果は、 現在 今日
アルゴリズム 6名 4名
ハードウェア開発 1名 4名
ソフトウェア開発 6名 1名
でした。これは、一年前の回と、その前の回とは異なるニーズでした。
偶然かもしれませんし、時代の変化かもしれません。
知らないから知りたい。が、ハードウェア開発でした。
一年前の回では、知らないから知りたいはアルゴリズム開発でした。
ハードウェア化するメリットは、高速処理に尽きる。との話や
並列化と、パイプライン化の違いなど、1クロックで同時に大量の
乗算ができる仕組みなどに、ご質問が多かったと思います。
C言語記述で、ハード的に並列化が意識できない。
は、まさに生の声だったと思います。
これは、私達も同じ会社の小さいチームだからハード屋さんと
ソフト屋さんがコミュニケーション取る事で解決しているだけで
一発回答できる質問ではありませんでした。
どんなにソフトウェアが高性能になっても、ハードウェアが不要には
ならないですよね。
それも私の思い込みかな?と思って講義を終えました。
■ 編集後記 ----------------------------------------------------------
ゴーテンバーグのひとり言
サーキットを走る。が趣味です。
消耗品で、一番お金がかかるのが「タイヤ」なんです。
走行頻度にもよりますが、新品から2ヶ月も経つと
もうスリップサイン(ここまで減ったら交換しましょう目印)
がでます。
もちろん、一般公道も走る車なのでクルマパーツ屋さんにも
売っているラジアルタイヤです。
価格も、国産タイヤからアジアンタイヤまでかなり幅があります。
しかし、価格と性能も比例関係にあります。
雨でも晴れでも、減り方も。と考えると日本のメーカーは世界一だと
思ってます。
アジアンタイヤでも、国(メーカー)によってはかなり性能が
近づいているものもありまますが、今年の時点では日本のメーカー
が一番です。私が注目しているのは、台湾とかのメーカーが
例えば、乗り心地は大きく犠牲にしても、サーキットグリップは
かなり国産に近くなっているものなどが出てきている点です。
それで、半額以下。
追われる身は、ものつくりもサーキットでも辛いものですね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の『画像処理メールマガジン』も宜しくお願いします!
------------------------------------------------------------------------
【画像処理メールマガジン】
発行日:隔週第2・4水曜日(休刊:祝日、年末年始など)
------------------------------------------------------------------------
【発行元】
画像処理専門の開発会社
アルゴリズム、ソフト、ハード、機能試作や一台だけの開発も大歓迎
〒222-0033
神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目17番2号
友泉新横浜ビル3階
TEL:045- 548 - 4891 FAX:045- 548 - 4892
ホームページ: https://www.kitech.co.jp/
------------------------------------------------------------------------