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画 像 処 理 メ ー ル マ ガ ジ ン
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2021年4月14日 Vol.210
------------------------------------------- 株式会社ケーアイテクノロジー
https://www.kitech.co.jp/
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・エンジニアコラム………………… 現像と表示
・KIT情報発信…………………… 展示会初披露
・編集後記…………………………… せんみなこのひとり言
■ エンジニアコラム --------------------------------------------------
現像と表示
現像とは、正式にはフィルムカメラ時代にフィルムを化学反応させ
安定させる事や、フィルムから印画紙に転写して印画紙上の映像を
安定させる行程を指していました。
しかし、デジタル時代になり、カメラの出力が「デジタルデータ」
になってからも、そのデジタルデータを「綺麗に見える」ように
画像加工ソフト(レタッチソフトなどと呼ばれている)で、加工する事を
指すようになっているようです。
この説明は、画像処理の機能を開発する弊社などより写真家さんや
デザイナーさんの説明の方が正しいしょうから、話を進めます。
デジタル世界の「現像」とは、具体的にどんな処理があるかを
考えます。
例えば「人の肌をキレイにする」と言う機能を考えましょう。
見た人が「キレイ」と感じるにはどんな変化がもたらせると良いでしょうか?
「肌色」となると、国によっても違います。
日本だと、赤味があると「健康的」で「青白い」と元気がない。と
感じるでしょう。しかし、白人の方の肌を赤くしてしまうと、「健康的」
と感じるわけではないようです。
これは、画像処理で「すべてにおいて肌色をキレイにみせる」は
難しい例です。
現像の話が長くなってしまいましたが、表示はシンプルです。
データを加工せずに見せる事が「表示」です。
本当の意味での「表示」は、加工しない事。ですが人間の目には
色が異なると明るさ変化の感度が異なるなどの特性があります。
そこで、「テレビ」と言う目的の商品を考えると、キレイに見える
加工をしてから表示をする。事が必要になります。
画像処理の開発エンジニアが、考える部分と「商品企画」の
方が考える部分。協調していく必要性が少しお伝えできたでしょうか?
■ KIT情報発信 ----------------------------------------------------
展示会初披露
先日、テクノホライゾンフェアに弊社も出展いたしました。
6月には「画像センシング展」に出展予定です。
みなさんも、展示会を見学される事は多いと思いますが
「昨年と変わったものは無かったよ」と言う方を、よくみかけます。
折角時間の都合をつけてきたのに、収穫なしでは勿体無いと思います。
見つける力が足りない。との意見もあるようですが、「見つけて頂く
努力で解決」と考え、「本展示会初披露」を意識してデモ展示してます。
今回は、QRコード読取(用前処理)が、それにあたります。
前回までの展示では、読めなかったような「より斜めに置かれたコード」
と、「より明るさ変動した場合対応」を新しい機能として展示しました。
展示方法で工夫したところが、「これまでのバージョンでも読めた」
コードには、赤い枠で囲ってアピールし、「今回の追加機能で読めるよに
なった」コードには、青い枠で囲ってアピールしました。
同じコードを、カメラの前で映すと、コードの角度を変えたり照明を
変えたりする事で枠の色が変わります。色がチラチラするところが
新機能との境界です。
実際現場で使うときには、この枠は不要ですが、展示会だからコソ
「前回との違い」をアピールする事も大切なエンジニアの仕事と考えて
います。
■ 編集後記 ----------------------------------------------------------
せんみなこのひとり言
4月1日より、KITは新しい期が始まりました。
期末には、製造担当として「棚卸」を行います。
1個数十万円くらいする高価なデバイスから、ネジの1本まで、
社内の部品を全て数えるため、果てしない作業になりますが、
昨年からは編集後記でおなじみの「ぶー太」さんが棚卸を手伝って
くれるので、とても助かっています。
その前までは、ずっと一人で10年くらい棚卸をやっていました。
おかげで毎年ギリギリだった棚卸も、少し余裕ができました。
今回も、無事に棚卸が終わりましたので、また新しい気持ちで
頑張りたいと思います。
26年目のKITもよろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の『画像処理メールマガジン』も宜しくお願いします!
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