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画 像 処 理 メ ー ル マ ガ ジ ン
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2021年8月25日 Vol.219
------------------------------------------- 株式会社ケーアイテクノロジー
https://www.kitech.co.jp/
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・エンジニアコラム………………… 画像処理の高速化
・KIT情報発信…………………… 教科書改訂
・編集後記…………………………… ラーメンマンのひとり言
■ エンジニアコラム --------------------------------------------------
画像処理の高速化
今回は、弊社でも新人教育レベルの高速化のお話です。
意外と言われる方も多いですが、弊社に入社される方の多くは「画像処理」
未経験者です。
彼らに共通する教育カリキュラムの一番初めが「画像処理の定石」を、
深く覚えてもらいます。セミナーで1日の一部になる部分を3ヵ月かけて
教えます。
このフェーズが済むと、例えば例題として9×9の平滑化フィルタを
プログラミングして下さい。が次のテーマです。
さすがに、このプログラムは1日あれば完成するでしょう。
ここからが「画像処理開発会社のエンジニアになる」為の一歩が始まります。
自分で作成したソフトの「処理部」の実行速度を測ってもらいます。
社内で、この教育用に作成した同処理プログラムが2種類あります。
2種類の違いは、一方はフィルタ重み係数やフィルタサイズを可変に
できる、汎用性のあるもの。もう一方は、フィルタサイズも重み(全て1)
も固定にして、速度最優先にしたものです。
両方も実行速度も測定してもらいます。
さて、評価フェーズです。
自分のソフトが、上の両方のリファレンスより遅いのか、その中間か?
を自己評価します。中間であれば相当将来が楽しみです。
二桁倍の処理速度になってしまう人も珍しくありません。
そこで、何が違うのか?を社内リファレンスですから、ソースコードも
あります。まずは、ソースコードを見ないで考え、それで閃いた事が
あれば、閃きを机上検討して、どの程度高速化できるか予測してもらって
から「試して良いよ」と、実験させます。
初歩は、アドレスの飛ばし方、中級は計算回数を減らすテクニック。
上級編は、このフェーズのスキルでは解説しません。
このようなフェーズから、お客様からのご依頼案件を担当できるように
なるのに数年程度かかります。
日々勉強が続きます。
■ KIT情報発信 ----------------------------------------------------
教科書改訂
セミナー会社様主催の「画像処理セミナー」の教材用に、教科書として
作成した事が始まりです。
セミナーでは丸一日頂いて、「画像処理の活用分野」「処理の例」から
「定石処理」「アルゴリズムを考える」「実現手段の種類」「ソフト処理」
「ハード処理」「FPGAの選定」「FPGA回路」と、開発の流れと異なる専門分野
の知識を紹介してます。
この内容は、資料だけではお伝えする事が難しいと考え、前半部だけを
抜き出し「画像処理入門書」として、イプロスさんのキャンペーン等で
期間限定配布をしています。
今回のご案内は、この資料の「更新」をしたご案内です。
昨年度は、FPGA選定においてピン互換を意識して選定する際の表ですが、
これは書面だけでお伝えする事が難しく、セミナー資料のみに掲載される
部分となってました。
今回は、「画像処理入門書」の部分にも反映される「画像処理技術の分類」
を、3つの視点から表にしてみました(追加になります)。
1)応用分野別を、ピクセルレートや、画像解像度などのXY軸にプロット
2)画像処理に使う映像の「波長別応用分野」
3)カメラのI/Fを、業界別や、特に産業分野の詳細I/F仕様一覧
を追記しました。
セミナーやプレゼントキャンペーンをお楽しみにして下さい。
■ 編集後記 ----------------------------------------------------------
ラーメンマンのひとり言
今回も豚の塊肉をお茶で煮た話題です。
紅茶煮に続いてほうじ茶煮を試したことを前回書きましたが、
その後麦茶煮を試しました。
今回もレシピを参考にして手間もかからず出来上がりました。
味の方ですが、これが一番の仕上がりになったのではと思います。
他のお茶で煮たときと同様、臭みもなくしっとりと柔らかく、
麦茶が主張しすぎずほのかに香る仕上がりになりました。
家族も私もこれが一番気に入ったので、その後も何度か作って
どんぶりにしたりラーメンに乗せたりして楽しんでいます。
今後もレギュラーメニューになりそうです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の『画像処理メールマガジン』も宜しくお願いします!
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【画像処理メールマガジン】
発行日:隔週第2・4水曜日(休刊:祝日、年末年始など)
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