------------------------------------------------------------------------
画 像 処 理 メ ー ル マ ガ ジ ン
------------------------------------------------------------------------
2022年5月11日 Vol.236
------------------------------------------- 株式会社ケーアイテクノロジー
https://www.kitech.co.jp/
------------------------------------------------------------------------
このメルマガはイプロスにご登録して頂いてるお客様・弊社にご興味頂いた
お客様及び弊社HPよりメルマガご登録して頂いたお客様へお送りして
おります。
画像センシング展、国際画像機器展、画像処理セミナーにて御名刺を頂き
メルマガを希望頂いた方にもお送りさせて頂いております。
_/_/_/_/ I N D E X _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
・エンジニアコラム………………… 仕様決めの長短
・KIT情報発信…………………… 展示会デモ再考
・編集後記…………………………… ぶー太のひとり言
■ エンジニアコラム --------------------------------------------------
仕様決めの長短
何かを開発するには、設計前に「仕様書」をきっちり決める事が理想だと
思い込んでいました。
しかし、「仕様をきっちり決めない方がより良いものができる」が
当社のポリシーだと熱く語るお客様に出会って、しかもそれがその企業での
「文化」と胸を張って教えて頂きました。
それぞれの長所、短所を知った事を思い出したのでご紹介します。
【仕様を決める】長所は何度かご案内しているかと思いますが、仕様を
決める過程で、「トレードオフ」がなされ目的に対して最適アプローチが
できる点です。設計中やデバッグ中で不安になる事もありますが
最初の仕様がキッチリ決まっていれば、ブレる事もありません。
【仕様を決めない】長所は、開発中に新しいアイデアが生まれてきたら柔軟に
仕様を変えて行く事で、「より良いもの」を生み出せる。との事でした。
当時理解するまでは「それでは改版作業も多く無駄な費用が発生しませんか?」
と、肯定してました。
「私もこの文化を理解して飲み込むのに3年かかりました」と、議論しても
論理的な会話ができる信頼している方なので、深く一泊二日の議論になりました。
「仕様を詳細までキッチリ決めようとするとスタートが遅れるでしょ?」と
当時は、ハード(専用基板)開発が主だったので「見切り発車」による
改版費用が何度も発生しました。
しかし、そのプロジェクトが終わった時に、プロジェクト開始時には気づかない
便利な機能が盛り込まれた新製品が完成したのです。
この製品のお陰で、その業界TOPシェアになったある製品でした。
どんな事でも、見方を変えると長短が変わる。事を思い知り、いつまでも
柔軟でありたい。と考えるきっかけになったエピソードです。
■ KIT情報発信 ----------------------------------------------------
展示会デモ再考
先月出展した「テクノホライゾングループ ソリューションフェア」に
初の社外へのお披露目デモ「QRコードマルチフォーカス読取」の反省点や
次の展示会に向けてのデモ改良考えました。
反省点は、「一見して、何が画像処理デモかわからない」でした。
展示会場には、3つのデモを展示しましたが、このデモだけが「一見して
わからない」とのお声を頂きました。
通販で3千円程度で購入したWEBカメラを使って、異なる距離に
QRコードを貼った箱が置いてあるので、それらを同時に読む技術を
開発しました。とアピールしたかったのですが。
デモだけ見ても、上記がわかった方は1名もいらっしゃいませんでした。
あんな、カメラでも「オートフォーカスなの?」とのご質問を頂いたり
口頭説明無しでは、折角の技術をお伝えできませんでした。
しかし、今回でこのデモは止めよう。と思わなかった反応もありました。
口頭説明後ですが、「うちは光学系メーカーで高速に焦点を変えられるものを
試作したけど、何に使えば良いか検討中だった。コラボして展示しない?」
とのお話や「当社は、物流関連機器メーカーだけど、フォークリフトにカメラ
付けて近寄っていけば読めない?」とのお話を頂き、「できるなら展示会に
フォークリフトオモチャを置いてそこにカメラを付けて動かせば?」などの
ヒントも頂きました。
展示会ですので、チラ見して「なんだろう?」と思って頂かなければ
お立ち寄り頂けません。次回までに「デモアイデア」は考えますが
伝われば「欲しかったんだ」と言って頂ける技術だと言う事も
収穫できました。
■ 編集後記 ----------------------------------------------------------
ぶー太のひとり言
ロードバイクに飲み物を取り付けるボトルゲージが
ガタつくようになりました。
よく見てみると、ボトルケージ台座のが緩んでいました。
ちょっと嫌な予感がしましたが、
とりあえず、ネットで修理方法を調べてみると、
ブラインドナットの打ち換えが必要になるようで、
修理が難しいようです。
家の近くのサイクルショップにもっていきましたが、
そこでは専用工具を持っておらず修理は難しいということで
店員さんに教えてもらったシートレールに取りつけるタイプの
ボトルゲージホルダーを購入することになりました。
取り付けは問題ありませんでしたが、
乗り降りでロードバイクをまたぐときにシートのボトルが邪魔になり
転びそうになるのと、見た目がやる気満々に見えるので、
散歩目的でゆっくり走る自分にとってはちょっと恥ずかしく、
慣れるまでに時間がかかりそうです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回の『画像処理メールマガジン』も宜しくお願いします!
------------------------------------------------------------------------
【画像処理メールマガジン】
発行日:隔週第2・4水曜日(休刊:祝日、年末年始など)
------------------------------------------------------------------------
【発行元】
画像処理専門の開発会社
アルゴリズム、ソフト、ハード、機能試作や一台だけの開発も大歓迎
〒222-0033
神奈川県横浜市港北区新横浜三丁目17番2号
友泉新横浜ビル4階
TEL:045- 548 - 4891 FAX:045- 548 - 4892
ホームページ: https://www.kitech.co.jp/
------------------------------------------------------------------------