【画像処理のKIT、開発格言シリーズ6】画像処理の実現手段(6/10)
KITは画像処理関連のハードウェア開発を数多く手がけてきましたが、常に新しいアイデアを求められております。
なぜならば、同じ機能を実現する回路でも、目的に応じて実現手段が異なるからです。
例えば、その装置が高信頼性を求めるFA向け装置の場合と、大量生産し厳しいコスト競争に勝つ為にオーバースペックとならないよう注意するものとでは、異なったアイデアを提供させて頂くのがシステム設計者の務めです。
画像処理の一例として、ノイズ除去やMTF補正の空間フィルタがご希望の機能だとします。
その実現手段として、いくつの方式を提案きるかがアイデアの差だと思います。
ソフトで実現するか、ハードで実現するか。ソフトならば、PCアプリなのか組み込みファームなのか。ハードで実現するのであれば、FPGAなどを使った基板なのか、LSI開発なのか。
どれだけ引出をも持っているかが、成果に現れます。