【画像処理のKIT】標準?(画像)って難しい
画像検査装置の画像処理や、ひび割れ計測装置など、これまで人間が行っていた事の、自動化などが望まれます。
「人」認識も「顔」認識も、同様に人間にとっては簡単な事かもしれません。
これらの処理を、コンピューターに行わせる為の議論の場で「標準画像」と言う言葉が、良く使われます。
検査装置の場合、「標準良品画像」とか「標準欠陥画像」とかの言葉で議論されます。
この「標準」が難しいのです。
人間の検査の場合、「標準」画像と比較して異なる部分を一瞬で見つけます。
コンピューターも異なる部分を一瞬で見つけるのは得意です。
しかし、人間は「少し異なる」や「ここが異なるのは製造許容誤差」なども同時に、一瞬で判断してます。コンピューターは、「少し異なる」事も見つけてしまいますし、許容誤差は、見つけた「異なり方」をどう許容するかを教えてやらないと許容できません。
「標準」を中心に、プラスマイナス何画素を許容するか?
場所によって、許容の度合が異なる。など、実はとても沢山の付帯ルールがあるのです。
これらを一言で「標準画像」と呼ばれているので、人間のルールを自動化する際の「通訳」こそが、かなり難しい「手法開発」になります。
通訳できるようになると、楽しいですよ。