【画像処理のKIT】チューニングに対する配慮
画像検査用ソフトウェアなど、「現場に合わせた調整」や「対象物に合わせた調整」など、最終ユーザーによるチューニングが必要な事があります。
そのチューニングに対する「仕様決め」で、気配り力の違いが現れます。
例えば、実装が簡単な方法は、変化させたいパラメータを独自のiniファイルに書き込み、それをユーザーにテキストエディタ等で変更して頂く方法です。
これは、開発側にとってはかなり楽ですが、ユーザー様がコンピュータに慣れている事、変更するパラメーターの意味と、数値の関係が解っている事の両方が前提になります。
次に、一歩踏み込んだ気配りが、上記独自のiniファイを変更する為のツール機能を備えたソフトです。
例えば、明るさ調整としても、その時の輝度分布をグラフ化して表示しリアルタイムに、調整値が反映されると調整者は楽でしょう。
更に、もう一歩踏み込むと、グラフを出せるのであれば、そのグラフから「調整候補値」を、自動で出力したり、色を変えてグラフ表示したりするとあまりコンピューターに慣れていなくても、調整ができますよね。
画像検査ソフトの場合、検査の検出精度や検査タクトタイムが重要である事は、間違いないです。しかし、この気配りされたソフトの方が「使い易い」と思って頂けるのではないでしょうか?
画像処理屋でも、「気配り」が勝負どころになると、弊社は考えてます。