【画像処理のKIT】無駄足?いいえ大歓迎
画像処理とミスマッチかも?とのご相談を頂きますと、多少は事前整理をさせて頂きながらも、顔を合わせての打合せをお願いする事が多いです。
訪問させて頂き、お客様の悩みの背景からお話を聞かせて頂く事が大切です。それは、お客様がビジネスをされている産業分野独特の課題だったりその分野ならではの新しいアプローチだったりする為、お客様の悩みを同期して理解する為です。
例えば、対象が人間だったりすると工場などの検査装置では簡単に使えるX線検査で見つけられるものも、医療行為でない限り簡単には使用できません。
可視光の検査に慣れていると、X線のS/Nや色情報が無い事などを忘れがちです。
課題が、整理できてくると、弊社が「画像処理」の引き出しから色々使えそうな処理を雑談的に提案さえて頂きます。両者で、ニーズとシーズを照らし合わせるのです。
こんなアプローチで「それだ!」となれば、机上検討の一つの候補になります。
しかし、残念ながら、「それだ!」にならないケースもあります。こんなディスカッションが複数回実施される事もあり、結果的に「開発提案書」まで進めず、「画像以外の他の方式で解決しましょう」と言う結論に至る事もあります。
最後に「無駄足になってしまって御迷惑をおかけしました」と言われてしまう事もありますが、それは誤解である事を、御伝えしてます。
「販売」を売りにされている業種の方は、「クレームは宝だ」と言われますが、「開発」を売りにしている弊社は、「課題解決の議論は宝」です。この議論の最中に交わした言葉が、「引き出しの中身」として増えるのです。
議論は結果がどうであれ、「開発の肥やし」です。
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