【画像処理のKIT、開発コラム】綺麗の違い
画像処理を、色々な産業分野に応用していただいているとそれぞれの産業分野で、言葉の定義が異なる事に出会います。
「画像を綺麗に」と言うキーワードですが、異なる産業分野では異なる意味がある事に出会いました。
一つは、カラーコピー機の分野です。
この分野では、原稿があってまさにそれを「コピー」するのです。
画像を綺麗に=画像を原稿に忠実にと言う解釈が、BESTです。
ところが! 写真の分野になりますとそれが異なるのです。
写真では、出力と比較する原稿はありまません。
デジカメでもデータはあっても原稿とは少し違います。
昔のフィルムでも、ネガと出力を比べる人はいないでしょう。
では、何と比較するのでしょうか?それは「記憶」です。
画像を綺麗に=忠実でなくて良いからより綺麗に。です。
肌色など、人種によってもイメージが異なります。
日本人は、顔色が青いと元気が無いように見えて、赤見があった方が健康的と感じますよね。でも、これも「日本人向け」なのです。
「綺麗」って難しいですね。