【画像処理のKIT、開発コラム】速度とコスト
画像処理の、動作速度について「どのぐらいの速度で実現できる?」と言うお問い合わせがあります。
表現が適切でないかもしれませんが、「松、竹、梅」コースがあるのです。
これは、開発の注力度を表す意味ではありません。
実現手段の製造原価次第で、選択があると言う意味です。
そこで、「お客様の御用途から希望速度を算出しますので、希望機能と用途をお知らせ下さい」からはじまります。
その上で
1)現状のPCベース実験環境での処理能力。
2)少し高価なマルチコアCPU機導入時の推定処理能力。
3) GPUを搭載したPC導入時の推定処理能力
4)専用ハードウェア(FPGA搭載必須う、追加に組込みCPUを使う事も)を新規開発した際の推定処理能力
のいずれか、又は比較表を提案に盛り込みます。
画像処理は、ラスタースキャン系が多いので、並列化やパイプライン化の効果が発揮しやすいです。しかしメモリアクセスなどには配慮が必要です。究極の高速化は1画素1演算部ですね。
東大 石川教授のご専門分野ですので、ご興味ある方は検索を。