【画像処理のKIT、開発コラム】禁句!相性問題
時々耳にしてしまう、不具合原因に「相性問題」って言葉がありますね。
パソコンショップなどでDIMMを購入したり、PCIやPCIExpressボードの動作不良の際に、聞いてしまう悲しい言葉です。
ショップは、メーカーではなく販売店なので「真の原因を調べる」事もできないのですが、設計者の皆さん。自分の設計したボードの不安定さを「相性問題」とする事は無いでしょうね?
デジタルと言えど、信号の送り側と受け側で両方が「仕様」を守って伝送することで、正しく伝送されます。
さらに、受け側と、送り側の両方が別々の設計をする事を前提に「仕様」を決める場合、「仕様」にマージンも含まれている事があります。
それでも、伝送エラーが発生するのは何処かに「仕様を守って無い」ものが存在するからです。
原因が無い不具合はありません。原因を見つけられてないだけです。
「セットアップタイム、ホールドタイム」守れてますか?
設計者であれば「相性問題」と言う言葉は、封印しましょう。