【画像処理のKIT、悩み解決シリーズ3】少量基板の量産考慮はどのタイミング?
事例3:量産ボード開発〜量産開発を含めた開発委託〜
◆お客様の悩み◆
開発会社は沢山あるけれど、いずれ製品が量産化される事を踏まえて開発時から相談出来る会社はないだろうか。
開発と量産の委託会社が違うと、色々手間と時間がかかるし・・・。かと言ってどこに相談して良いのかも分からない。
量産と言っても、恐らく1ロット10台〜100台ぐらいの規模だし・・・。場合によっては、数台って事もあるかもしれない。
出来れば、開発時から量産化の相談もしたいのですが・・・。何とかなりませんか?
◇解決方法◇
このお客様はLSIの開発が専門だった為、基板での製品開発は初めてでした。
しかも、設計だけでなく量産も委託できる開発会社を探さなくてはならず、当社へお話頂くまで苦労された様です。
量産に繋がる場合に気配りが必要となる「入手性、最低購入数」を考慮した部品選定についてなどを開発段階からお伝えし、開発から量産までをお任せ頂くことができました。
結果、長いお付き合いとなり、複数のアイテムを担当させて頂きました。
◆ここがポイント◆
このケースのポイントは開発から量産までの一括委託です。
1ロットの数が多い量産であれば開発と切り分けるメリットが多くなりますが、少量のロットでは一括委託の方が良い場合があります。
開発から一貫して行うことで、量産時にも全てのボードに対して、製造検査だけでなく機能検査まで全てをクリアしたボードを納品させて頂きます。
(当社実績:500台/ロット)
稀にあるケースとして「お客様の認定工場でないと製造委託出来ない」という場合は、生基板、実装工場それぞれのISO認定書・品質管理規定を提出や、各工場への立会い検査などにも対応実績が御座います。
また、納品後にお客様がボードを壊してしまった際にも解析や修理がスムーズに行え、仮に部品が製造中止になっ場合などには直ぐに代替部品をご用意することができます。結果、予想以上に製品寿命が延び、長期に渡って量産が続いたケースも珍しくありません。
量産をお考えの場合は数量の多い少ないに関わらず、まずはご相談下さい。