【画像処理のKIT】人間のバラツキ
製造検査装置の画像処理部を開発する時の悩みです。
人間の判定基準と合わせて欲しい。と言う依頼が多いのですがこれがとても難しいです。
装置の導入以前に人間が検査していた場合「製品検査マニュアル」等が存在しても、「目視検査」の場合は官能検査の場合が多くそのマニュアルを読んだ人間が10人集まって、100個の対象物を検査しても、10人とも100%同じ分類をされる事は珍しいからです。
対象物のバラツキよりも、人間の官能検査基準のバラツキの方が「自動化」する場合の課題になります。
人間のバラツキは、それでもとても高性能な判別を行います。
画像処理を極めても、判定部だけでは人間には勝てないでしょうね。
人間の目では見えないものを見えるようにする。
ここに我々の価値を見出す事が、精一杯です。人間ってすばらしいですね。