【画像処理のKIT】引きだしシリーズ4
画像処理の機能要求を頂き、その実現手段を考える。というビジネスを続ける為には、「アイデアネタの引きだしが多い事」が重要になります。
今回は、処理の組み合わせについて。
画像処理の商談時において、お客様の解決したい(その時点で解決してない)課題をうかがう事からお話がスタートする事が多いです。
課題を解決する手法を「プログラム」と言う形で完成させ納品するのですが、プログラムの中身がどう言う手段で課題を解決したか。を「報告書」として同時に納品致します。
ここで報告する内容が「そんなに簡単な事の組み合わせでできるならば、たいした開発時間はかからないのでは?」と指摘されてしまう事があります。
結果的にシンプルな処理で解決できた事は、計算コストも少なく良い事ばかりですが、その組み合わせで解決できる事が事前に解っていたわけではありません。
多くの場合、対象となる画像は処理部の開発と同時に取得できるようになるので、処理部の開発時は「想定」の元開発をスタートします。
実際の入力画像が「想定と異なる」事は、珍しくありません。
その「想定外」に対応するアイデアをどれだけ沢山、どれだけ早く出せるか?という事も「過去の経験」と言う引出があるから対応できると考えてます。
最新技術に対するチャレンジも大切ですが、想定外に対する対応能力も「大きな引出」ではないでしょうか?