【画像処理のKIT】開発ユーザーの立場1
本来このコーナーはPR記事です。
しかし、視点を変えれば「開発会社」は優れた開発環境を手に入れている事もPRになると考え、ユーザーとして開発環境へのメッセージを発信させて頂きます。
共感頂ける方も多いのでは無いでしょうか?
第1回目は、「FPGAの内蔵CPU」についてです。
各FPGAメーカーさんが内蔵CPUを出されてますが、大きく2種類のCPUを皆さん用意されていると思います。
1、ソフトIPと呼ばれる通常のFPGA内ロジックセルを使ったCPU
2、ハードIPと呼ばれる、FPGA内の一定のシリコン面積を使ってその部分にメジャーなCPUをそのまま実装したCPU
それぞれに、長所短所があります。
1、の長所
・ソフトIPでは、CPUの性能(データバス幅など)を変えられる。
プアな処理で済む場合にはFPGAの内蔵セルをあまり消費せずに済みますし、CPU性能を上げたければ簡単に(セルは消費しますが)性能UPが可能です。
・部品が廃品になっても、同類のFPGA(但し同一メーカー)に移植がしやすい。
2、の長所
・ソフトIPに比べ、CPUの性能が高い。
・CPUコアはソフトIPよりはメジャーな為プログラム開発環境が複数選択できる。
いずれにせよ、内蔵CPUはFPGA内ロジックとの接続が高速に実現できます。但し、折角FPGAを使ったのに、汎用CPUを使った時よりチップの廃品リスクは高くなります。
こんな、長所、短所を使い分ける事で、より良い実現手段を選択しコストパフォーマンスの優れた開発成果をだしましょう。