【画像処理のKIT】引きだしシリーズ16
引きだしではない、と言うご指摘もあるかと思いますが「コミュニケーション」も大切な開発要素と考え、紹介します。
研究者は、一つの事を深く追求する事を仕事としてます。
エンジニアは、物作りに関して、設計や部品選定、コストダウン、製造工法などを、追い続けています。
どちらに所属する方も「技術者」と呼ばれ、密なコミュニケーションをとれているかと思われがちですが、いくつかの企業様ではこの両者の間に、コミュニケーションを取りにくい事が多いと思われます。
私自身、昔OA機器メーカの研究所に所属して「画像処理」の研究員でしたが当時は、自社の研究所の成果を自社の事業部が採用する事は稀でした。
当然、そこを問題視され色々な改善を行い、多分現在ではスムースなコミュニケーションがとられている事と思います。
この時の経験から、研究者が考えたアイデア(アルゴリズム)を形にして見せる事で、その技術を事業として採択するか否かの判断をしやす
くする事が、我々開発企業の役割の一つだと考えるようになりました。
その結果、「実現手段のひきだし」の多さを意識するようになりました。